どうも、カケタです。
お風呂のシャワーヘッドを自分で交換したら、思った以上に節約&快適になったので交換方法と注意点を記事にしました。
ガス代や水道代が高いのはシャワーヘッドが原因かも?
引っ越しをした後、なぜか以前よりガス代が妙に高くなって困っていました。
ガスの単価はほぼ同じだし利用頻度やガス給湯器の年式も変わらないのに、使用量だけが跳ね上がっている状態。
はじめは理由がわからなかったんですが、どうも前の物件よりシャワーの水が太いし勢いよく出ているような気がしてきました。
もしかしてこれが原因なんじゃ?と思いググってみると、「節水」と書かれたシャワーヘッドがAmazonなどでたくさん売っています。
穴を小さくして水圧を高めたり、手元スイッチでこまめにお湯を止められるようにすることで「節水・節ガス効果」が期待できるようです。
かなり安い製品もあったので、ダメもとで交換してみることにしました。
シャワーヘッドはどれが良い?
早速購入しようと思ったんですが、製品が多すぎてどれにしようか結構迷います。
高いのを買って効果が薄かったら嫌だし、安くてもサクラレビューばかりの怪しい謎メーカーのはちょっと怖い。
悩んだ結果、国内メーカーでリーズナブルな「タカギ(takagi)」の「キモチイイシャワピタ」という製品から選ぶことにしました。
この手の製品では結構有名なメーカーなので安心です。
「キモチイイシャワピタ」にはいくつかタイプがあるんですが、今回の目的は「節約」。
節水タイプで手元止水スイッチ付きの「キモチイイシャワピタWT(型番JSB022)」 を購入することに決めました。
交換可能なタイプなのかを確認
購入する製品は決定したものの、そもそも自宅のシャワーが交換可能なタイプなのかを調べる必要がありました。
シャワーヘッドを確認
シャワーヘッド部分が物理的に交換可能か確認します。
うちのシャワーヘッドはこんな感じです↓
何やら「Janis」という文字が。
ググってみると「JANIS(ジャニス工業)」というメーカー名のようです。失礼ながら、僕は聞いたことがありませんでした。
実際、交換用シャワーヘッドの「交換可能メーカー」を確認しても「JANIS」の文字は全く載っておらず…
もしや交換できないのか?といきなりつまずきかけましたが、シャワーヘッド付け根の部分は回すと外れるし、特段変わった作りには見えません。
アダプター等で様々なメーカーに対応できる製品が多いようなので、「たぶんいけるだろう」と判断し続行することにしました。
ちなみに、「TOTO」や「LIXIL(INAX)」など有名メーカーの場合はほぼ確実に適合するので、それらのメーカーだったらラッキーです。
混合水栓のタイプを確認
シャワーヘッド部分が適合することがわかったら、すぐに交換してしまう人も多いと思います。
しかし、手元止水スイッチ付きのシャワーヘッドに交換する場合、実は混合水栓のタイプによっては追加のパーツが必要だったり、交換してはダメなケースがあるので注意が必要です。
知らないで使用していると最悪給湯器が壊れます。
うちのは下記のような「2ハンドル式」の混合水栓でした↓
赤丸で囲ってありますが、ここに「一時止水機能」があるかを確認してください。
画像のとおりうちのは「シャワー」と「カラン」の切り替えのみで、「止」表示がありませんでした。
このような一時止水機能がないタイプの場合は、別途「逆止弁アダプター」というパーツを取り付けないと給湯器への逆流が起こり危険です。
また、一時止水機能がなく、なおかつ水栓が壁ではなく下から生えているタイプ(台付きとかデッキタイプと呼ぶ)だと、逆止弁アダプターを付けることができません。
これに該当する場合、「手元止水スイッチ付き」のシャワーヘッドを使用することは諦めたほうが良いかもしれません。
商品説明には何故か混合水栓のことは書かれておらず、シャワーヘッドを購入した後で説明書に上記の注意事項を見つけて焦りました。
知らずに使用している人も多いと思うので、メーカーや販売店にはこれをわかりやすく明記してほしいと思いました。
いざ、交換作業
サーモスタット式や一時止水機能付き混合水栓だった場合は、以下④の「シャワーヘッドを交換」だけなので作業というほどではなく、超簡単です。
うちの場合は「逆止弁アダプター」の取り付け作業が必要でした。
作業に入る前に家の水道の元栓を閉め、蛇口から水が出ないようにしておいてください。
①混合水栓を外す
逆止弁アダプターは水栓の途中に挿入する必要があるので、一度水栓を外します。
写真だとちょっとわかりにくいですが、赤丸部分をモンキーレンチやスパナで回します(お湯側と水側2か所)。
外れるとこんな感じです↓
②逆止弁アダプターを取り付ける
取り外した混合水栓に、逆止弁アダプターをモンキーレンチ等で回して取り付けます。
力いっぱい回しすぎるとパッキンが変形するので、適度な力で締めてください。
③混合水栓を壁に取り付ける
逆止弁アダプターを装着した混合水栓を、壁に取り付け直します。
左右を均等に回していき、モンキーレンチ等で緩まない程度まで締め付けます(締めすぎ注意)。
最後にもう一度各所に緩みがないか確認したら、混合水栓部分は完成です。
④シャワーヘッドを交換
シャワーヘッドの根元を手で回して外し、新しいものに交換するだけです。
メーカーによってはシャワーヘッドに付属のアダプターを間に噛ませます。
新しいシャワーヘッドに交換後の写真がこちら↓
元栓を開放、水漏れがないことを確認したら作業終了です。
交換した結果は…
節水低水圧タイプなので、以前より蛇口をあまり回さなくても水圧が得られている感じです。これは期待できる!
手元スイッチのおかげでこまめにお湯を止めるようにもなりました。
その結果、冬場は12,000円前後掛かっていたガス代が、なんと8,000円台まで低下しました。夏場は8,000円台→4,000円台に。
もちろん元の環境や使用状況で結果は変わると思います。
シャワーヘッドの節水構造だけではなく、うちの場合はそれ以上に手元スイッチの効果が大きいように感じました。
お湯を簡単に止めることができるようになったため、出しっぱなしにする頻度が明らかに減ったと実感しています(前は結構ぼーっと浴び続けてしまうことも多かった)。
シャワーヘッドと逆止弁アダプター合わせて3,800円程度の投資で、これだけの節ガス効果が得られたのは意外でしたし、とても満足です。
シャワーヘッドの交換、おすすめです。
おしまい。