洗濯機を設置する場所に、洗濯機専用の蛇口(水栓)ってありますよね。
今回はこれを省スペースタイプに自分で交換してみました。
洗濯機用の水栓は自分で交換できる
あまり意識したことがない人も多いと思いますが、洗濯機用の水栓にはいくつかのタイプがあります。
うちの賃貸マンションのは、割とレトロな普通のハンドル蛇口タイプです↓
まぁ普通に使えるんですが、なんか蛇口を思いっきり閉めてもハンドルの下から微妙に水が垂れて困っていました。
おまけにゴツくてちょっと邪魔だし(写真のとおりランドリーラックと干渉)、見た目もオシャレとは言い難い。
おそらく中のパッキンを交換すれば復活するんですが、DIY脳の僕はすぐに「どうせ作業するなら水栓ごと変えてしまおう」という考えに至りました。
壁から生えている水栓を自分で交換するなんて、なんだかとてもハードルが高いように感じますよね。
ですが多くの場合、水栓は壁にある配管にねじで取り付けられているだけなので、実はぐるぐる回すだけで簡単に外れます。
水とは別にお湯も来ている物件だと少し面倒ですが、うちみたいに水のみの単水栓なら割と簡単に交換することができるようです。
交換する水栓を選ぶ
昔は普通の蛇口と同じハンドルタイプが主流でしたが、最近ではガスの元栓のように90度ひねるだけで簡単に水を出したり止めたりできるタイプも増えてきました。
これなら省スペースでランドリーラックにも干渉せず設置できそうだし、使い勝手も良さそうです。
悩んだ結果、最も小型で見た目がオシャレなLIXILの「LF-WJ50KQ」に決めました。全体鏡面仕上げがカッコいい。当時Amazonで2,780円でした。
また、水栓の交換作業には「シールテープ」という水漏れを防止するテープが必須なので、一緒に注文。100~200円程度で買えます。
水栓の交換手順
水栓とシールテープが届いたので、さっそく交換していきます。
古い水栓を壁から外す
まずは家の水道元栓を閉めます。閉めないと大変なことになるので絶対に忘れないようにしましょう。
元栓を閉めたら蛇口からホースを外します。水が周りにこぼれないようバケツ等を使い、ホースや水栓内に残っている水をすべて出し切ってください。
水を出し切ったら、古い水栓を外していきます。
水栓を両手でしっかりと持ち、根元に無理な力が掛からないようにしながら、反時計回り(左回り)に回します。
けっこう固いので焦ると思いますが、壁と平行にゆっくりと慎重に回していけばなんとかなるはずです。
力が足りなくて回らない場合は、水栓を回すための工具も売っています。
下記のように無事外すことができました。
壁の配管穴の中が古いシールテープなどで汚れているので、カスを奥に落とさないようにしながらハブラシ等で綺麗に掃除しておきます。
水栓にシールテープを巻く
水栓と壁の穴にねじが切られているのですぐに取り付けたくなってしまいますが、取り付ける前に新しい水栓のねじ部にシールテープを巻き付ける必要があります。
ねじとねじ穴の隙間をぴっちり埋めないと、隙間から水漏れを起こす可能性があるためです。
下の画像は巻き終えた後のものですが、水栓取り付け時に緩まないよう壁側から見て時計回り(右回り)に巻いてください。
引っ張りながらだいたい均一な厚さにする感じで5~6週ほど巻きつけます。写真のようにねじの先端部分を少し残すのがポイントです。
巻き終わったらテープを引っ張ってちぎり、指で押してねじ部分になじませます(テープ同士がくっつきます)。
新しい水栓の取り付け
水栓にシールテープを巻いたらいよいよ取り付けです。
壁の配管穴に水栓のねじ部を垂直に当てながらゆっくりと時計回り(右回り)に回していきます。一度回し始めたら逆に回し戻すことはできないので慎重に。
ねじが固く固定され、水栓がまっすぐになる位置まで回したらそこで止めます。
回しすぎて水栓が斜めになってしまったり、一度でも逆に回し戻してしまった場合は、一度外してシールテープを巻き直してください。
洗濯機のホースを取り付けて水の元栓を開け、水漏れがないことを確認したら完成です!
交換後の感想
水栓を回すのに思ったより腕力が必要でちょっと焦りましたが、工程としては単純で簡単な作業でした。
今回選んだ水栓は奥行が限界まで短いのでランドリーラックとの干渉がなくなり、止水もワンタッチで便利になりました↓
費用的にも3,000円程度の投資で、新しい物件のような小型でスタイリッシュかつ機能的な水栓に変えることができてかなり満足です。
おしまい。